出産が近づくと不安でイメトレしたくて、出産レポを読みたくなりますよね。
私もそうでした。
だけど、いざ自分の番になると他の人の出産レポでは読んだことのないトラブルが多発しました。
そんな私の出産レポも誰かの参考になるかもしれないので記録しておきます。

初産の出産レポ|予兆の話
出産9日前から”おしるし”が
出産の9日前(予定日16日前)から毎日”おしるし”っぽいものがありました。
血じゃなくて、本当にピンク色でなんだこれ?って感じのものが出たんです。
ちょっと前からおりものの量も増えていたので、ナプキンを付けるようになりました。
出産4日前に「まだ生まれない」と言われた
出産4日前(予定日11日前)に検診があったのですが、子宮口がまだ1cmしか開いていない状態。
「先週と入口の硬さも変わってないから予定日は過ぎそう」と先生から言われました。
おしるしっぽいものがあったことも伝えましたが、きっと気のせいだと。
「先生が言うならそうなんだろう」と信じ切っていましたが、4日後には生まれているんだから出産は本当に誰にもわかりませんね!
臨月になったら外出を控えるのが安全だなと本当に思いました。
初産の出産レポ|破水から分娩まで
夜中に急に破水しました
予定日の丁度7日前。
夜ベッドの中で夫と会話をしていたら急に赤ちゃんがすごい勢いで動き出して、ゴリッっと音がするほど強く押されて激痛が!!
その瞬間、何かがドバっと出てきたんです。
最初は少し前から量が増えていた”おりもの”かな?と思ったのですが、ナプキンを変えにトイレに行ったらパンツがびしゃびしゃ。
すぐに破水が頭に浮かんだのですが、つい数日前に先生にまだまだと言われていたし”破水すると独特の臭いがする”と聞いていたのに無臭だったから確信できませんでした。
とりあえずトイレから出て夫に
「破水かな?」
「違うよね、多分」
「ネットで検索してみよう」
なんて言っていたんですが、動くたびにナプキンがびしゃびしゃになるくらい出てくるので病院に電話する事に。
すると、即答で「入院バッグを持って来てください」と言われました。
陣痛タクシーで病院へ
陣痛はまだ感じなかったけれど、動くと羊水がどんどん出てきてしまうので、私はナプキンを着けて念の為タオルを巻いてなるべく動かずに陣痛タクシーを待ちました。
まさか破水からとは想像もしていなかったので、陣痛タクシーに登録しておいて本当に良かったです。
登録は無料、使わなくても問題ないのでこれからの人は是非登録しておいてください。
汚してしまう可能性もあるのに嫌な顔をせず、入院用の荷物があることも分かっている為手伝ってくれて有難かったです。
(通常のタクシーだと乗車拒否の可能性もあるそうですよ。)
夜中だし、すぐに生まれるかもわからない。
そもそも本当に破水なのかも分からないので、長引くようなら夫が仕事へ行けるように夫は別でバイクで向かいました。
分娩室で身支度を開始
病院に着くとまず私だけ分娩室に案内されました。
まず分娩着に着替えて、この時点でブラもパンツも脱ぎます。
パンツは産褥ショーツ。
出産準備品にもあると思いますがこういうマジックテープですぐに外れるようになってるやつ。
それに超巨大ナプキンを着けて履きます。
着替え終わると内診をされたり陣痛を測るモニターをつけたりと、着々と出産に向けて準備されていきます。
陣痛はまだ生理痛程度だったので余裕だったんですが、モニターでは既に5分間隔。
これからの流れとか説明されないし、たまたま私以外の妊婦さんが誰もいなくてシーンと静かだし、夫は廊下で待機させられるし、本当に不安でした。
ただでさえ予期せぬ破水からだったので余計に。
破水って陣痛が来なかったり、危険があったら帝王切開ってイメージを持っていたのでそれも怖くて。。
陣痛室じゃなくて分娩室だからすぐに何かされるっていう怯えもあったのかもしれません。
全身痙攣、血圧急上昇で警報音が鳴る
注射系が本当に苦手で検診時の採血でも気持ち悪くなる私。
どうにか点滴を回避したくて何度も拒否できないのか尋ねたのですが、絶対必要との事で刺されました。
しかし、心が拒絶しすぎて身体に拒否反応が出てしまい「血管は見えるのに上手く刺さらない」「ちゃんと入っているのに腫れる」などと言われ、何度か失敗されて他の人に代わってもダメ。と何度も刺されるハメになりました。
ただでさえ苦手なのに何度も刺されたことにより、恐怖とストレスで全身が痙攣し始めたんです。
手足が震えるだけじゃなく、喋ろうとしても歯がガチガチと鳴って会話ができないレベル。
それに加えて血圧急上昇して一気に200超えになってしまい、モニターから警告音が鳴り始めてあれ?死ぬのかな?と正直恐怖でした。
身体の震えを止めようとしたら余計震えるし、自分の身体が勝手に動くから本当に怖い。
更なる悲劇は痙攣したせいで金属アレルギーを疑われて採血された事。
結果、もちろんアレルギーではなくストレスに弱すぎるということでした。。
このままでは立ち合い不可能
助産師さんが手を握って落ち着かせてくれたら徐々に治まってきたので命の危険はないと判断され、安心するようにと夫を呼んできてくれました。
まだ痙攣は続いてて会話もしにくかったけど、夫と手を繋いでいたら震えはなんとか止まって一安心。
でも、血圧はまだまだ高いまま。
「このまま下がらなければ消灯や目隠しなどの対策をしての分娩になる。立ち合いも不可能」と言われてしまったので落ち着こうと深呼吸とか色々頑張りました(笑)
でもこの辺りから陣痛も強い生理痛位になってきて落ち着くのがなかなか難しくなってきます。
確かこの時点で深夜2時くらい。
子宮口がまだ開いていないし初産なのでまだ生まれないだろうという事で、進行が遅ければ出勤する予定の夫には一旦帰って寝てもらうことにしました。
立ち合い希望だったので朝6時までに様子を報告して生まれる可能性が少しでもあれば休むことに。
陣痛室に移動させてもらう
破水しているから、夫が帰ってからもずっと分娩台で待機。
普通のベッドじゃなくて分娩台は硬いんです。
内診の時の椅子の広々してる版みたいな。。
そんなところでずっといるので身体も痛くなってしまい、お願いして陣痛室に移動させてもらいました。
普通のベッドで少し眠りたかったけど、 痛みも強くなってきてて全然寝れなかったです。
そして1時間くらい休んでも血圧が下がらなかったので 、また分娩台に逆戻り。
高血圧+破水の私は急に容態の変化があった時に対応できるように設備の整った分娩室にいる必要があったみたいです。
分娩台に戻った後は友達に入院になったよ~とかLINEをしたりして気を紛らわせていました。
病院=携帯NGのイメージなので私もびっくりしたんですが、分娩台でも普通に携帯どうぞ~と言われました!
陣痛からの道のりは長いのでモバイルバッテリーは必須ですよ!!
本格的な陣痛開始
5時半頃には子宮口が4cmになって、LINEする余裕がないくらいの陣痛に。
6時頃には腰も痛くなってきて、横向きとか四つん這いとか様々な体制を試してみたけれどあまり変わらず(笑)
トイレに行くのも無理になったので、尿道にカテーテルを入れられました。
全然痛くなくて、スーッと勝手に尿意が消えていく不思議な感じ。
ちなみに一回破水したら戻る事はもちろんないので、病院に来てから動くたびに羊水が出てびしゃびしゃ。
おもらししてるみたいですごく気持ち悪かったです。。
6時半には腰をさすったり補助をしてほしくて連絡をしました。
しかし、寝ていたらしく既読がつかず。
7時半頃に助産師さんからきっと今日中に生まれるから電話しちゃいな~と言われ、電話で起こしました。
このころはもう痛すぎて、病院から電話してほしいと思った←
8時過ぎ頃 夫がやっと到着。
腰とかさすってほしいのに分娩台だから手すりとか邪魔でうまくできなくて、夫はただ横にいるだけになりました(笑)
眠さと疲れと痛みで会話もあまりできなかったけど、まだ生まれてもいないのに「子どもは一人っ子で良い」とかいうくらい痛かった。
ちなみに痛みには波があるので5分痛いとその後5分は痛くなくなります。その繰り返し。
ここからはもう時計を見る余裕もなかったから時間間隔が分かりません。
陣痛の波がかなり短くなって「これよりまだ痛くなるんですか!?」と助産師さんに聞いたら
「痛みはピークだけど、この後いきみたくなるはず」
「子宮口全開になるまでいきめないから、それが大変」
「いきんでOKになったら気持ちいいよ」
と言われたけど、私は全然いきみたくなりませんでした。
そこから何分耐えたか分かりませんが、強い陣痛が来た時に勝手に力が入ってしまい今までとは違う激痛が!!
骨盤?恥骨?辺りがメリメリと裂けるように痛い!!
今までは息を止めたくなるような鈍い痛みがお腹に。
それが叫びたくなるような恥骨の激しい痛みになりました。
多分、この時に骨盤に赤ちゃんの頭がハマったんだと思います。
いきんでいいよって言われてなかったから「力入れちゃったせいかも!どうしよう!」と焦ったのですが、「もう無理!!」って悲鳴を上げたので助産師さんが来て「まだだと思うよ~」とか笑いながら内診してくれたんですが、一気に進行していて子宮口全開!!
「分娩入ります!!」と叫ばれて先生たちが集まってきました。
陣痛より分娩が痛かった
”いきめると気持ちいい”はまったくの嘘です。。
分娩は陣痛より全然痛かったです。。
この時にはもう5秒間隔とかで、休憩って休憩もできずほぼ常に痛い状態。
いきむときは太ももあたりにあるレバーを掴んで腹筋のように上半身だけ起き上がるんですが、出産以外で使えないのであろう本当に全身の力、持ってる体力全部使います💦
なので、夫の手を握るのはNG!!爪が食い込んだりえぐれるそうです。。
夫は頭の上、枕元に立って起き上がる時に背中を押す補助係!
立ち合い前に出血は苦手じゃないか確認されて、絶対に下半身は見ないようにと言われていました。
稀に貧血になって倒れてしまう旦那さんもいるそうで、そうすると分娩の邪魔になるので確認するらしい(笑)
力入れる時って息を止めるか声を出すかが普通だと思うんだけど、分娩はいきむことだけに力を使わないといけないから声は出しちゃダメ、赤ちゃんに酸素送るために 呼吸はしなくちゃダメと言われてすっごく難しかった。
どうしても「うーっ」とか声が漏れちゃうんですが、普通に怒られました(笑)
「頭見えてるよ!」って言われてから何回もいきんだんだけど全然生まれなくて、ちょっとしたトラブルが。
赤ちゃんがおしりの方に向いてくれたら早いんだけど、斜めのまま来てるみたいなことを言われました。
回転してくれてなかったんですね💦
生々しい話だけど多分、助産師さんが私の中に手突っ込んで赤ちゃんを回転させようとしていました。。
皆が怯える会陰切開
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A%E9%99%B0%E5%88%87%E9%96%8B
出産・分娩時に会陰裂傷を予防する目的に会陰部に切開を加える分娩介助方法の一つ。
恐らく出産を控えている人が一番怯えているであろう会陰切開の時がついに来ました。
「赤ちゃんが出やすいようにちょっと切りますね~!麻酔するからチクってするよ~!」
みたいな事を言われたけど正直もう怯える余裕すらなくて、むしろ怖いよりも早く痛みから逃れたいって気持ちが強いので「説明とか良いからさっさと切って出してくれ!!!」と心の中で叫んでいました(笑)
注射で痙攣する人が一気にレベルアップしています(笑)
ちなみに麻酔の痛みも、切られる痛みも私は感じませんでした!!
ついに、誕生
あと何回いきめば出てくるのか、あと何分続くのか何にもわからないし、力みすぎて手がしびれて感覚なくなってくるし、異常に体温が上昇したり、呼吸するのも辛くなってきてこのまま力尽きて死ぬんじゃないかって最後の方は思っていました。
だから、もうどうにでもなれって死ぬ気で全力でいきむ。
そして最後「もう出るよ!」 って言われていきんだら、どぅるんってなって一気に痛みが消えました。
「どぅるん」の時、気持ち良かったって書いてる人がめちゃくちゃ多かったけど、中から色々出てくる感覚があって私はすっごく気持ち悪かったです。
内臓引きずり出されてるような←
一気に力が抜けて目つぶってはぁはぁしてたから産声とか聞けたのかすら覚えていません。
テレビや映画みたいな感動的な幸せや嬉しさよりも「やっと終わった~!!!」って気持ちが強かったです(笑)
映画とかでも泣かないのに夫は泣いてました(*’▽’)
分娩後に更なる痛みが待っていた
一旦夫は外に出され、赤ちゃんも色々な処理があるのでどこかへ。
私はその場で後処理されるのですが、分娩と同じくらいの激痛が待っていました。
処理は胎盤を出したり、会陰切開の部分を縫ったりなんですが、胎盤がだいぶしっかりくっついていたのか、手を直に中に突っ込まれて剥がされたんです。。
激痛。しかもお腹をかき混ぜられている感覚が気持ち悪い。
夫が廊下まで聞こえたと言うほど絶叫しました。
分娩と違って赤ちゃんを産むぞ!!という前向きな気持ちもないし、安心しきっていたのでめちゃくちゃ痛かったです。。
無事に出産が終わった感想

これで私の初産レポはおしまいです。
初産なのに約9時間というのは比較的早く終わったみたい。
それでもやっぱり大変でした。
ただ、めちゃめちゃ痛いと思っていた&娘は小さかったこともアリ、めちゃめちゃ痛かったけれど想像よりは大丈夫だったと思います。
私が心掛けていたやってよかったと思った事はまた別記事でまとめていきます。
今読んでくれてる妊婦さんへ
今これを読んでくれている妊婦さんもそうだと思うんですが、私は陣痛からくると思い込んでました。
しかも、先生に予定日より遅れそうって言われたのに。
やっぱり妊娠・出産は予測できないです。
もしこれが一人で外出しているときだったら、、と考えると怖いですよね。
なので、臨月に入ったらなるべく病院や家から離れず1人での外出は控えることを私はおススメします(‘◇’)ゞ�